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消防設備士の種類 | 意外と知らない資格の秘密

2025年08月11日

消防の世界には「消防設備士」という、あまり知られていないけれど非常に重要な資格があります。

しかも、実はこの資格、一種類だけではないんです。

甲種・乙種の区分に加えて、1類から7類まで多彩な分類があることをご存じでしょうか?

この記事では、消防設備士の種類や役割、キャリアの広がりまで、意外と知られていないその秘密をわかりやすくご紹介します。

消防設備士の種類 | 意外と知らない資格の秘密

消防設備士とは

消防設備士は、火災から人命や財産を守るために重要な役割を担います。

この資格を持つことで、消火器やスプリンクラーなどの設置・保守を行うことができ、建物の安全性を確保します。

国家資格であり、取得することで業務範囲が広がり、専門性が高まるため、建設業界や防災関連業界での需要は非常に高いです。

資格を取得するメリット

消防設備士の資格を取得することには多くのメリットがあります。

まず、法律で定められた特定の設備の設置や保守が行えるため、業務の幅が広がります。

また、消防法に準じた業務を遂行できる専門性を持つことで信頼性が増し、職場での評価が高くなります。

さらに、転職やキャリアアップにも有利です。

資格手当が支給される企業も多く、収入面でもメリットがあります。

自身のスキル向上や社会貢献の一助として、資格取得は非常に意義のあるものです。

消防設備士の種類

消防設備士には、甲種と乙種の2つの主な種類があります。

さらに、それぞれが取り扱う設備に応じて、いくつかの分類が存在します。

このセクションではそれらの違いや特性について詳しくお伝えします。

甲種と乙種の違い

消防設備士の甲種と乙種の違いは、取り扱える業務範囲にあります。

甲種は設置と点検の両方が可能で、より高度な知識と技術が求められます。

設置義務のある建物や高度な防災設備に関わることが多いため、より高いスキルが必要です。

一方、乙種は点検業務が中心であり、既存設備のメンテナンスを主に行います。

乙種から甲種へのステップアップを図ることで、より多くの仕事に携わることができます。

1類から7類までの分類

消防設備士の資格は、取り扱う設備により1類から7類に分類されています。

具体的には、1類が消火器、2類が泡消火設備、3類が水系消火設備、4類がガス消火設備です。

さらに、5類が粉末消火設備、6類が不活性ガス消火設備を含み、7類は漏電火災警報器を担当します。

各設備は異なる特性を持っており、知識を身につけることが必要です。

それぞれの種類に合わせた資格を選択することで、業務の幅を広げることが可能です。

各類の詳細な説明

各資格には、それぞれ異なる特性を持つ設備が含まれています。

1類は消火器の設置と点検、再充填などが可能です。

2類では泡消火設備を扱い、工場や倉庫での活用が多いです。

3類の水系消火設備は、スプリンクラーや消火栓を含み、人命保護の要とされています。

4類のガス消火設備は、無人施設で使うことが多く、迅速な火災対応が求められます。

5類からは特殊な消火技術が求められ、それぞれの設備に対する深い理解が必要です。

取得の難易度と合格率や自分に合った種類の選び方

消防設備士の資格取得には、一定の難易度があります。

合格率は種類によって異なりますが、一般的には30%台から60%台とされています。

試験は専門的な知識を問うため、しっかりと勉強し対策を行うことが重要です。

自分に合った種類を選ぶ際には、現在の職業や今後のキャリアプランを考慮することが大切です。

防災業界でより広範囲に活躍したい方は甲種、特定の設備に絞ってスキルを高めたい方は乙種を目指すと良いでしょう。

消防設備士のキャリアパス

消防設備士の資格を取得した後は、多様なキャリアパスが広がります。

ビルや工場の設備保守、点検業務、さらには設計や施工管理といった業務にも関わることができます。

資格を活かして防災関連企業や設備管理会社でのキャリアを積むことができ、自己のスキルアップとともに職域を拡大することが可能です。

資格取得後の進路や消防点検業務の内容

資格取得後は、ビルメンテナンス業者、防災機器メーカー、工事会社などで広く活躍が見込まれます。

特に資格所有者は消防署や建設会社からの信頼が厚く、新築の建物の設備設置や定期点検を担当することも珍しくありません。

消防点検業務では、現場での確認や資料作成、設備の動作確認などを行い、居住者や利用者の安全を守る重要な役割を果たします。

全体として社会的貢献度の高い職務と言えます。

まとめ|消防設備士取得への道筋とその先にあるもの

消防設備士の資格取得は、知識と技術を磨くための確かなステップです。

この資格を取得することで、信頼される技術者として活躍できます。

市場からの需要が尽きることがないため、将来的にも安定した職業選択の一つです。

資格取得を通じて、より良いキャリアと社会貢献を目指すきっかけとなるでしょう。

取得後もさらなる知識の更新を続け、より多くの人の安全を守ることができます。

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